時間屋

どうなったも何も、あれから志乃とは話してない。


クラスも違うし。



そもそも、任務だから一緒にいたんだ。


任務が終了した今、一緒にいる理由はない。


「何もないです。無駄に期待しないで下さいよ」


「…つまんねー」


梶先輩がぼそりと呟く。


つまんねーって何だ!?


本当に何もないんだから仕方がない。



…あいつに会ってから、散々だ。


あいつと過ごした3日間が騒がしすぎて、その後の日々がかなり静かに感じる。


「はぁ―…」


「お、恋わずらいか?」


「…梶先輩、ちょっと黙ってて下さい」


そのとき、華子さんがやって来た。


「空雅、ちょっと来い」


「…はい?」


わけもわからず華子さんについて行くと、社長室の前で立ち止まった。



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