音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~
ママも戻ってきたので……
「よし、帰るか?」
「うん」
パパの声で立ち上がった。
スクールバックと手提げカバンを肩から掛けて、手にはピンクのお菓子ボックスを抱えて1週間お世話になった部屋を後にした。
1週間お世話になりました。
もう二度と……来ることの無い部屋にそっと手を振って別れた。
「お世話になりました」
ナースステーションの前で看護師さんたちにお礼の挨拶。
あっ!
いっくんと電話の後に電気を消しにきた看護師さんもいる。
今日は日勤か……
「これ、もしよかったらどうぞ」
お菓子ボックスからアメを数個取り出して看護師さんにおすそわけ。
ありがとうの気持ちと嬉しい気持ち。
「お世話になりました」
深々と頭を下げてあたしたちは病院を後にした。
今日……
やっと、退院しました。
「よし、帰るか?」
「うん」
パパの声で立ち上がった。
スクールバックと手提げカバンを肩から掛けて、手にはピンクのお菓子ボックスを抱えて1週間お世話になった部屋を後にした。
1週間お世話になりました。
もう二度と……来ることの無い部屋にそっと手を振って別れた。
「お世話になりました」
ナースステーションの前で看護師さんたちにお礼の挨拶。
あっ!
いっくんと電話の後に電気を消しにきた看護師さんもいる。
今日は日勤か……
「これ、もしよかったらどうぞ」
お菓子ボックスからアメを数個取り出して看護師さんにおすそわけ。
ありがとうの気持ちと嬉しい気持ち。
「お世話になりました」
深々と頭を下げてあたしたちは病院を後にした。
今日……
やっと、退院しました。