CROOK GIRL×BOY


シークは急いで外を見るがすでに殺し屋の姿はドコにもなかった。

「あれが“首狩り”と呼ばれている殺し屋・・・」

奴らは誰一人として知らない者がいないというほど恐れられている殺し屋だ。

無残にも人々を殺したあげく、更に悲惨に首を斬り落とし辺りに転がらせている。
そんな奴等をみな“首狩り”と呼んでいた。

しかし、みんなそいつらを知っていながら誰一人顔を見た者はいない。

っと言ってもアイツらは辺りが暗くなってからしか姿を現せないらしいし、
“首狩り”に被害をあった者たちは全員殺されているからどんな姿だったか訊くよしもない。

もし俺みたいに偶然見たとしても、さっきみたいにふかくフードをかぶって顔を隠しているだろう。

他の者が知っているヤツ等の情報は
ボスが一人で手下が三人の合わせて四人にしかいないとても少ない殺し屋、しかし恐ろしいほど強い殺し屋でもあるという事。

レイ・ナオ・ルゥ・・・

「あの三人とも全員男か」
それぞれ「オレ」、「ボク」と言ってたしな。

まさか本当にあいつらに会えるなんて、俺はついている。

シークは嬉しいのか、ニヤっと笑った。

そしてシークはボスから命令されたダイヤを手に入れ、アジトに戻って行った。








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