Love Road -お互いの道-
「今日の相手なんか微妙だったねぇ〜」

「最近当たり少ないからねぇ」



帰り道横でブツブツと文句を言っているのが今日、私をコンパに誘った、

柚木 みちる<ユズキ ミチル>。学年1と言われているわりに男運がなく、貢いでは捨てられたりとかわいそうな子。

でもまぁいい友達って言えばそうかな。







「あっ私、コンビニ寄るからこっち行くわ〜」

「コンビニ〜???じゃうちも行くぅ」

「じゃ行こ、行こ♪」













家から徒歩10分程度のとこにコンビニがありよく不良の溜まり場になっていたりする。


今日も入り口の前には数人の男たちがみっともない格好で座り込み煙草をふかしている。





もちろん露出の高いうちらが前を通れば冷やかしの声ややらしい目が全身をなめまわす。







気の強いみちるはそんな男たちにまるでビビりもせず言い放つ。






「気色悪ぃ目で見んじゃねぇよ」

「またあんたは…」







男たちはいきなりのことに口をあんぐりさせながらこっちを見ている。


ふと、我に返ったのかいきなり罵声をあげこっちに向かってくる。







「あんたといると毎回こんなん…」

「でもまぁストレス解消ってわけで、付き合ってよ♪」

「言われなくても♪」







実は私とみちるの父親はやくざ繋がり。






だからうちら気の強さと喧嘩の強さはそこらの男には負けない。



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