【BL】愛のカタチ
「じゃあ…っていう訳でもないんだけど、携帯のアドレスと番号、教えてよ」
門はリモコンの操作で閉まり、俺は凪紗と合流。
そして俺は携帯を差し出す。
実はまだ入ってるアドレスは少ない。
一応、母さんや父さん、姉ちゃんのアドレスは入ってるものの、連絡は必要な時だけにしたい。
無駄な心配はさせたくないからさ。
他に連絡できるのなんて片手で足りるくらい。
それにこの学園に知り合いは兄ちゃんだけ。
楽しく学園生活を送るのには、友達は多いに越したことはない。
ってか、何気に友達100人を目指しちゃってたりするし。
「貸せ」
「わわっ」
持っていた携帯をひったくるように奪われた。