城★My Home



その行動に、心臓がドキンッってなったのを感じた


‥‥‥うっ

何よ



「どういうつもりよ?」


小声で話しかける


「ん?いいから黙って書けよ」



勝手なのか何なのかよくわからない人


あたしは矢澤陽の言う通りに黒板に書き写した


書きながらわずかな敗北感を感じた気がした



「おお〜なかなか難しい問題だったんだけどな、やっぱ二人には敵わんな」


そう言いながら、アゴに手を当てて感心する先生



矢澤陽の方を見ると不意に目が合った


.
< 93 / 105 >

この作品をシェア

pagetop