りんごゆき

「かりん寒いとこにずっといると『鼻が林檎』になってるよ。」



くくっと柊くんが笑った。



私は急いで鏡で確認した。

確かに鼻とほっぺが真っ赤だった。

私はさらに顔中真っ赤にして柊くんをべしっと叩いた。



「最低!!」



初めて柊くんと会った日も、バンド仲間と会った日も、真冬だったから、

「確かに、かりんだ。」

って発言も頷ける。

私は頬を膨らませてぷいっとそっぽを向いた。

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