りんごゆき

いつからだろう。

私は、雪だけじゃなくて冬の空気も好きになってたんだって気付いた。





この唄絶対大切にするから…。



私はもらったCDを見つめ思う。



柊くんが近くにいなくても笑って過ごせるようになるまで、あと少しだけ、勇気を下さい。






雪はまだまだやみそうになかった。

空を見上げるといつか見たような星空が広がっていて。

雪だか星だか分からない点々がキラキラ。



流れる涙をそのままに、私はその星たちをずっとずっと眺めていた。









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