うちの所長知りませんか?
と、愚痴っていても仕方ない……
考えるんだ、三ノ宮キリュウ。
大恩寺めもりさんの思考を読むんだ。
ヒントを繋げろ。
化学室で得たのは、『水素とリチウム』というヒント。
体育では『明智よりホームズ』。
現国はこの紙飛行機の所在を教えていて、紙飛行機には『34』の数字……
「~~っ、っ、っ、くぅ、あ、あ、……わ、わっからない……!!」
キーンコーンカーンコーン……♪
キーンコーンカーンコーン……♪
唸っている間に、チャイムが鳴った。
うちの学校は、放課後にも時報のためチャイムが鳴る。
今のは五時を告げていた。
「ああっ、先輩、早くしないと生徒会の視察が来ますっちゃ……!」
「わ、わかってるよ真美ちゃんっ、僕だって悩んで……」
と、そこで気付く。どうして、白鳥さんや不知火双子はぼうっとしているんだろう?
こっちは付き合わされてる身なのに、なんだって……!
考えるんだ、三ノ宮キリュウ。
大恩寺めもりさんの思考を読むんだ。
ヒントを繋げろ。
化学室で得たのは、『水素とリチウム』というヒント。
体育では『明智よりホームズ』。
現国はこの紙飛行機の所在を教えていて、紙飛行機には『34』の数字……
「~~っ、っ、っ、くぅ、あ、あ、……わ、わっからない……!!」
キーンコーンカーンコーン……♪
キーンコーンカーンコーン……♪
唸っている間に、チャイムが鳴った。
うちの学校は、放課後にも時報のためチャイムが鳴る。
今のは五時を告げていた。
「ああっ、先輩、早くしないと生徒会の視察が来ますっちゃ……!」
「わ、わかってるよ真美ちゃんっ、僕だって悩んで……」
と、そこで気付く。どうして、白鳥さんや不知火双子はぼうっとしているんだろう?
こっちは付き合わされてる身なのに、なんだって……!