◎自分中心彼◎
その頃中でわ...



さっきの奴
まだ中にいねぇなあ・・

多分体育館前で
入るタイミング
はかってんだろうな。


「新入生代表速美尚弥[ハヤミナオヤ]」

やっと俺の番だ。

「はい」

女の悲鳴が体育館じゅうに広がった。

入口に目をやってみると陸が入って来た。


「今日から高校生活楽しみましょう。
実は、今年から僕と一緒に寮に住んでもらう人を決めたいと思います。」



「学校の理事長と相談して決めたいと思ってますので、放課後放送で流します」

俺は礼をして
そのまま体育館を出た。


ここの学校の理事長は俺の親父。
だから自由に出来るンだよなぁ。
まぁもちろん
一緒に住んでもらう奴はさっき決めた。


梅田陸ー。




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