じいさんとアタシ

「ひー、起きて」

ケンちゃんの声で起きたら9時だった。


「ん~…なんか寝足りない」


アタシがそう言うと「中途半端な時間に起きたからな」と、ケンちゃんが笑った。



「朝ごはん、食べる?」



「んー…いらない」


いつもは即答で「いる!」というアタシだから、ケンちゃんはビックリしたみたいだった。



「具合悪いの?」


「うーん…なんかまだいらないかな」


「そっか。じゃぁ冷蔵庫いれとくから後で食べて」


「うん。ありがとう」


「じゃ俺、教室行くから。

帰って来たらまたメールするね」


「はい。行ってらっしゃい」


ケンちゃんはアタシにチュッとして料理教室に行った。




< 264 / 292 >

この作品をシェア

pagetop