先生以外ありえない!!!

先生は私が睨んでいるのを

逃げるように目を泳がせた。


「ごめん。でも…」


「ストーカーって言ったの?」


「ごめん。でも誰から聞いた?
肥後先生か?」


「誰だっていいでしょ!
今そんなことどうでもいいよ。
何でストーカーなんて言ったの?」


「高橋にヤキモチ妬いてたから。」


「それでもし高橋くんの耳に入ったら
どうするつもりだったの?」


「いや。」


「高橋くんの耳に入ったら
高橋くんが傷つくでしょ?
ねぇ。先生。
先生はストーカーって言われたら、嫌じゃない?傷つかない?」


先生は黙ってしまった。

「私、先生なら誰にも言わないって
信じてたのに…」

しばらく沈黙が続いた…






< 76 / 208 >

この作品をシェア

pagetop