先生以外ありえない!!!
数分後ー。
「さえー。ごめん、ごめん。行こうか!」
彰子は私を支えながら
同じ歩幅で歩いてくれた。
「彰子。ありがとう。」
「何言ってんの!全然いいよ。」
「てか、さえ!
率直に聞くけど…
先生のこと好きなんだよね?
裏切られても好きなんだよね?」
「うん。
どんなに裏切られても好きで
しょうがないんだ。」
「そっか!
もし何かあったらすぐに私に言うこと!いーね?」
こくりと私は頷いた。
それからは先生の話はしないように
彰子が気遣ってくれたおかげで
楽しく話すことができた。