いちごちょこ
綾の了承も得ずに箱を開ける。

中に入っていたのはシンプルな青い石のついたピアス。



「チョコじゃないじゃん。」

「だってそれだったら身につけてもらえるかもしれないからさ。」


無邪気に笑う綾はもういつもの綾。

もう少し早く気付きたかったな。

里沙が言った通り後悔してる…のかも。

でも過去があって現在があるんだ。



「しょうがないなぁ。
 毎日つけてあげるよ。」

「えっ本気で!?」

「ただし綾が隣に居てくれるならね。」


綾の頭の上に昨日買ったチョコの箱をのせ,私はとびきりの笑顔で



「甘いものも,可愛いものも,バレンタインデーも本当は嫌いじゃない。

 それに…本当は綾のこと大好きなんだよ−っ」


綾に伝えた。

綾は嬉しそうに笑い,私を抱きよせる。



「桜子はやっぱり可愛いなっ」

「ありがとっ」



うん。

綾からの『可愛い』も好きみたい。







    fin





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