恋するOL!戦うOL!
なに?なんのこと?


会社の中で起こった出来事は、

過去に封印されてしまっていて、

知られていないことがたくさんあるのだと

・・知った。




「そんな・・・それでも薫子先輩は・・・。」


「無論、会社を辞めようかとも思ったわよ。

でも、悔しかったの。

あの女と戦うって決めて会社に残ったわ。

結局・・彼の方が・・辞めてっちゃたけどね。」



春花さんの恐ろしい男性遍歴には寒気がしたけれど、
薫子先輩の武勇伝を聞いて少し笑ってしまった。


薫子先輩は、男を取られても自分の人生まで捨てはしなかったんだ。


結局いろいろあった春花さんは窓際部署に異動になって、
薫子先輩は花の営業でバリバリ働いてるのだから立場はすっかり変ったのだろう。



「春花さんとは一回決着を付けたいと思ってたのよね。

いいわ、あかりちゃん応援するから頑張りなさい。」


「え?・・・・私がですかあ?」

飲めないお酒を飲んで私も少し酔いが回ってきてて状況判断が不可能になりつつあったが少し目が覚めた。


「そうよ、誰が決着付けるって思ったの?」

「それは・・・もちろん薫子先輩が・・・。」


・・確かに私は戦うって思ってましたけど・・・

薫子先輩の方が・・・強そうだ・・・


「あま~い!若いんだからここで戦わなくっていつ戦うの?」

薫子先輩がビールの缶を私に押し付け、

「ほら飲んで。これからの戦いにカンパーイ!」

完全に酔っぱらってる?
本気かどうかも分からなくなっていた。


「・・・。」









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