恋するOL!戦うOL!
今日は朝から一也はお休みだった。
心配になって携帯に電話を入れた。
でも、繋がらなかった。
家にも電話を入れた。
でも、出なかった。
それが・・・
急に昼過ぎて出社してきて辞表を出すなんて・・・
私、聞いてないよ。
一也・・・どうして?
「すみません。もう、大丈夫です。」
一瞬気が遠くなり、倒れかけた私を休憩室まで連れて来てくれた薫子先輩にそう言った。
「大丈夫なんて顔じゃないわよ。
すぐに一也帰ったみたいだけど・・・
もう一度電話してみたら?
こんな急な話しなんて何か事情があるはずだから。」
事情?
だったら先に私に言うはずじゃ・・・?
「はい・・・電話してみます。」
何があったのだろう?
不安
その後の仕事は、ほとんど何をしたかも分からない。
ただ、暇を見つけては、一也に電話をし・・・
『・・・電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため・・・』
電波の届かない所ってどこよ!
電源が入ってない?
そんなのあり?