恋するOL!戦うOL!
「本当は、姉貴に継いで欲しいんだけどさ。
親父は、そうじゃなくって、姉貴にはちゃんと嫁いで幸せになって欲しいんだって。」
弟よりも優秀な姉・・・
「俺が女で姉貴が男だったら・・・反対だったらよかったのにな。」
一也がボソッと呟いた。
「いいえ!反対だったら今の一也がいないじゃない!」
思わず一也に抱きついてしまった。
離れたくない
「そうだよな。」
一也もしっかりと私を抱きしめ・・・
「一也だってお姉さんに負けないわよ。
うちの会社じゃ結構できる営業マンでしょ?」
「まあね。でも・・・経営者となると・・・自信は・・・。」
そんな弱気な一也の唇を今度は私が塞いだ。
「・・・・。」
陶酔―――