恋するOL!戦うOL!
「そうですか。よかった。実は、昨日携帯番号聞くチャンス逃してしまって・・・。」

そうだ・・・どうして知ってるの?

「今日、会社で森さんに昨日のこと聞かれて・・・。」

高槻さんも?

やっぱりみんな疑ってたんじゃない・・。

薫子先輩が意味深だったのも・・・分かる


あの後みんなで私達の噂してたんだろう。


「私も聞かれました・・・。」

「すみません。かえって誤解されるような結果になって・・・。」

「いえ・・・」


そう・・・問題は一也・・・


「森さんにちゃんと途中まで地下鉄で一緒だっただけですって説明しました。
・・・それと・・・正直に・・・あかりさんのこと気になるとも言いました。」


え・・・・・・


「で、携帯番号交換したのかって聞かれたんで聞いてないって言ったら即効電話してくれて・・・。」

「誰に?」

「薫子さんに。で、電話したわけです。」


薫子先輩ってばいつの間に?

だって、今日会社でそんなこと一つも言ってなかったし・・・

帰りだって・・・そうだ!


そう・・『お疲れ様。頑張るのよ~。』って・・・

何を?って思いながら帰って来たけど。


やられた~


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