恋するOL!戦うOL!
「それから・・・それ・・・。」

私は、一也のネクタイを指差した。

一也が微笑んで、

「ああ、今日うち来る?」

「うん。行っていいの?」

「もちろん。帰りに飯食ってこ。」

「うん。」


久しぶりだあ。

ちょっと、どころかかなり嬉しい。


でも・・・これって・・・


高槻さんのせい?

対抗意識ってやつ?

ただの所有欲がそうさせてる?


最近放っとかれてたのに・・・。


それでもいいか・・・



「じゃ、後で・・・。」


一也が書庫から出て行くと何だか急にうっすらと寒さを覚えた。




なんだか分からないけど・・・・
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