恋するOL!戦うOL!

「あら、一也、丁度良かった。
ちょっと下行って来るからついでに私のも作って置いてね。」


総務の真理子先輩だ。

こちらは、一也の大のお気に入り。

「真理子さんっていいよなあ。」

この言葉、なんど聞いたことか・・・


真理子先輩って人は、薫子先輩ほど美人ってわけでもないし女性の私からすると「普通」
なんだけど社内じゃ断突人気がある。

声なのかな?ハスキーなの。


それとも、何かわかんないけどフェロモン?



「ムカつく。」

「なんで?」

「別に。」

「で、どうなの今晩。」

「用事あるからまたね。」


ちょっと怒りつつ給湯室を後にした。


一也に私の怒りの理由は分からないみたいだった。


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