制服姫

春 6章 私達の3日間①

それから数日後。

遂にこの日がやってきてしまった。

体育着の上から指定ジャージを着用。ださいけど、動きやすさで言えば抜群だろう。

少し重い荷物を持っていつもの曲がり角で咲希を待つ。いつも遅れて来る事なんて無いのに、遅いなあ。

「ごめん~!」

咲希が走ってやってきた。案の定というか、咲希は制服だった。

「咲希…やっぱり制服で行くの?」

「当たり前じゃん!ああ、でも暑くなるかもだから夏服も持って来たよ。」

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