制服姫
恵美はそれを聞いて目を見張る。だけど私にはほんの少しだけ、恵美が笑ったような気がした。

「何で~?気にしなくていいのにさっ!」

「いや…やだから。そうだっ!5人でキャンプファイヤー楽しもうよ!」

咲希は場の空気を変えるように言った。恵美達3人は顔を見合わせて、頷いた。

「うん…。わかった!楽しもっ!」

「良かったあ!」

咲希は心底ほっとしたようだ。咲希は友達を大事にする。だから険悪な雰囲気になるのは避けたかったんだろう。

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