制服姫
「はあ…。怖かった…。」

「…腕…。」

「えっ?…うわっ!」

慌てて西原くんから離れる。
いくら怖いからって私、何てことを…。

冷静になってようやく恥ずかしくなってきた。

西原くんも呆れ顔だもん。
「ご、ごめん。あの…。」

「…いいよ。ま、俺も悪かったよ。まさか木下が鳥の死体くらいで怖がるとは思って無かった。」

「こんな闇の中で怖くないはずないでしょっ!」

「ははっ、ま、そうだな。悪い悪い。いいから行こうぜ。」

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