制服姫
「あの…トウマさん?」

「…悪い、今日は帰るわ。またな。」

トウマさんはその場から逃げるように校舎に戻って行った。

誰もいない名桜の屋上を私はわけもわからずに見つめていた。

なんだろう、トウマさんは咲希を知ってるのかな。

今度会った時に聞いてみよう、と私は心に決めて校舎に戻った。

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