制服姫
「…咲希…。お前はわがままだよ。」

お父さんは悲しそうに口を開いた。
私は、わかってると言う風に頷く。

「…だって…お母さんより、他の女を選んだお父さんの娘だもの。

わがままな所はお父さん譲りだよ。」

「…そうだな。」

お父さんはそう言って笑った。
だけど私はとても笑えるものじゃなく、お父さんの目をまっすぐにとらえていた。

お父さんは厳しい顔つきを見せ、私に向かって、答えを…。


出したんだ。

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