制服姫
「ねえ、何で気に入ったの?…制服姫。」

「あら、ハナまでそう呼ぶ?嬉しい~!」

「そうじゃなくて!まさかあんなに気に入るとは思って無かったから。」

「うーん…だってさあ。」

咲希は歩くスピードを急に落とした。言葉を探しているみたいだ。

「引いてるんでしょ?みんな。」

「あ…。」

咲希も一応は気にしていたのだろうか。
さしたる確証も無いのにそんなことを言ってしまった自分に少し後悔した。

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