Ultraviolet
序章
─私たちの見つめる先には、いつも同じ一つの未来があったね…。



第一印象なんて覚えてない。
きっと幼稚園のどこかで何か喋ったとかそんなレベル。第一印象を脳内に残すほどの出会いでもなかったんだろう。第一その当時私には仲良しの友達が居た。

どうってこともない、友達というよりクラスすら一緒にならなかった単なる同じ幼稚園の子、多分その程度の認識だ。


それが今、私の人生を根こそぎ変えてしまえるほどの存在になるんだから、人生って本当にわからない。

絶対に必要だけど、深くなればなるほど蝕まれていく…、私たちはまるで紫外線の様だ。
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