【続】お前は絶対俺のもの



「それに君たちの関係もバレちゃまずいでショ?」


本当…恩田先生って賢いっていうかなんていうか………


とにかく苦手なタイプだ!


今日のことでますます苦手になった。



「じゃあ、僕はこのへんで帰りますね。」


「へ?」


「口止めはできたし。今日は邪魔してごめんね。」



「また学校で。」そういって手をヒラヒラふりながら恩田先生は帰っていった。


「はぁー…」


恩田先生がいなくなってから、急に体の力が抜けた。


かなり緊張してたんだなぁと実感。



「ていうか…恩田先生って本当に教師なの?」


そう呟いたとき、



「あれ?孝之は?」


後ろから声が聞こえた。

「陸〜。」


缶コーヒーをもった陸はキョロキョロしている。
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