【続】お前は絶対俺のもの



えぇっと………


「恩田先生なら用事思い出したっていって帰ったよ!」


「へぇー?」


我ながらベタな理由……

うぅ……陸に嘘つくのはすごくやだけど、仕方ないよね?


そう罪悪感に浸っていたとき、



ぎゅっ


「ひゃあっ」


後ろから陸に抱きしめられた。


「やっとふたりきりだぁ……」


「うん……」


可愛い陸の言葉にきゅんとなる。


罪悪感が少し消え、幸せな気分であふれる。



「次、なに乗ろうか?」

「うーん…じゃあメリーゴーランドがいいっ!」


そうしてまた私たちは歩き出した。
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