大切なモノ
願いの泉





独りぼっちになってしまった ケンくんは とぼとぼと 森の中を 歩いていました。




ケンくんの 手には あの石が 握られていました。



今もまだ 光っています。




しばらく ケンくんが 歩いていると 道の先が とても 明るく光っていました。




なんだろう?




そう思った ケンくんは 光る方に向かって 走り出しました。




光る所に着いた時 そこには 小さな泉が ありました。




「ここが、願いの泉?」




ケンくんは 泉を見た瞬間 明るい表情に なりました。




「リュウくん!やったね!願いの泉に着いたんだよ!」





ケンくんは 嬉しそうに 言いました。





しーーーーん…。





しかし 返事は返ってきません。




それもそのはず…。




リュウくんは ここにいないのですから。










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