キャンパス・ダイアリー
俺は恐る恐る橋本に聞いた。



「うん…。恋愛として…先生のこと好き…」



真っ赤になって答えてくれた橋本があまりにもかわいくて、橋本に抱き着いた。



「せ…先生!?」

「やっと言えた…」



ようやく言えたよ。

橋本への気持ち…。

言いたくて言えなかった。

伝えたかったけど伝えられなかった…。



「先生…うちら両想いってことだよね?でも…付き合うとかはやっぱり無理…だよね…?」



橋本は俺に抱かれたまま、淋しそうに言った。



たしかに…付き合うのは無理だ。



俺らは教授と学生なんだから…。
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