キャンパス・ダイアリー
第二十二章〜夢香目線

あの子の影

「はぁ〜…」



年明け一日目の講義日が終わって、家に帰って疲れがどっと出てきた。

かばんがやけに重く感じる…。




疲れちゃったのは多分、以前先生にメアドを突き付けた子が先生の研究室にいたから。



私を見る目がすごく怖かった。


服装も冬だというのにミニスカに生足で、胸元なんかがっつり開いててブラが丸見えだった。



多分、二年生だと思う。



入学式であんな子見かけなかったし…


私なんかより全然かわいくて、大人っぽかったなぁ…。



今日の私は朝寝坊しちゃって、ちょっと服装がいい加減だったし…。
< 221 / 306 >

この作品をシェア

pagetop