キャンパス・ダイアリー
「俺だって橋本さんのこと本気で好きなんだよ。ケータイを見てしまったのは悪いと思ってるけど…二人をそっとしておくなんて無理だよ…」



小川君は静かに泣き出した。


これって…ただのわがままじゃない…?



「お兄さんに何て言われたの…?」

「先生を誤解するなって言われた。橋本さんと付き合ってるって知った時…先生って学生を引っ掛けて最悪なやつだって思った。でも、兄貴に先生だって人間なんだから、誰かに恋をすることもあって、それが自分の生徒だったってだけだからって…」



お兄さんの言う通りだよ…。
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