キャンパス・ダイアリー
第二十九章〜修目線

もう一つの不安

とりあえず小川のことは丸く収まった。

夢香が小川の家に行って話をしたいって言い出した時は内心びくびくしてたけど…何にもされずに無事に戻ってきてくれたし、俺達のことは言いふらさないと言ったらしい。


小川の家に行った後、馬場と夢香と三人でご飯を食べに行った。



馬場も夢香も先生無しで学校生活送れない、とか言ってくれて…


素直に嬉しかった。


二人の言葉を聞いて俺の覚悟は甘かったと感じた。


もし小川の兄と馬場がつながりがなかったら…俺は小川に泣いてすがったかもしれない。


辞めたくない、って…
< 291 / 306 >

この作品をシェア

pagetop