キャンパス・ダイアリー
また研究室がうるさくなった。

そんなうるささを気にせず、とにかく俺は資料作り。



…とはいかず…



「俺今年は先生の授業三個とったから!テスト教えて!」

「だめ!教えない!」



テストは自力でやりましょう。



「お前らいつまでいるんだぁ?他にやることはないのかよぉ…」

「俺ら先生のこと大好きだから!」



こいつら口だけは達者だなぁ!



「はいはい…夕方には帰るぞ!」

「了解しました!先生!」



こうして俺は無理矢理丸め込まれて仕事をするはめになった。


これでも目の前にいるこいつらは四月から三年生になるんだが…。
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