【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
美奈子先輩が貸してくれた洋服は、普段あたしが着たこと無いような大胆なデザインで、大きく肩が開いて胸元もギリギリの体のラインを強調するようなワンピースだった。
スカート丈だって短くて変な格好をしたら見えてしまいそうでモジモジしてしまう。

下着も全部濡れてしまったので美奈子先輩の用意してくれた下着を着けているんだけどあたしにとってこのデザインは恥ずかしすぎるものがある。

赤に黒のレースのついたカットの深い大胆なショーツに胸を強調するようなデザインのおそろいのブラ。
サイズはピッタリなんだけど、そう言えば以前、胸を触られた時にサイズを聞かれて答えたら美奈子先輩とあたしって一緒だったっけ。

この下着の入っていた袋についていたメッセージを思い出して益々頬が熱くなる。

『ちょっと大胆な下着だけど新しいから聖良ちゃんにプレゼントしちゃうね。お年玉だと思って受け取っておいて。あ、サイズはあたしと一緒のハズだから合うと思うわよ。がんばってね♪』

がんばってね♪…って、どんな顔をして先輩を見ていいのかわからないよ。

どうしよう。ドキドキして頬が赤くなっているのがわかる。先輩がお風呂から上がってくるまでに落ち着かないといけない。

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