【長編】Love Step~冷血生徒会長×天然娘の恋愛初心者ステップアップストーリー~
「やっ…ちがっ…あの、見とれていたって…その…違うんですよ。
杏ちゃんを想ってる暁先輩の瞳って凄く切なくて、綺麗だなって思ったの。きっと杏ちゃんのこと凄く好きなんだろうなって。」
むっとする龍也先輩を宥めるべく、必死で言葉を探すが、龍也先輩は許してくれない。
乱暴に腕を取り引き寄せると、ギュッとあたしを強く抱きしめる。息苦しさに身を捩ると、ますます腕の中に抱きしめていく。
「いた…いです。離して、龍也先輩…。」
「イヤだね。俺以外の男に見とれるなんて許せない。聖良が俺しか見れないようにずっとこうして抱いている。」
「なっ何を言ってるんですか。ちょっ…龍也先輩?」
「お仕置きだな。」
「はあっ?」
「連行だ。」
そう言ってあたしを肩に担ぎかねない勢いでぐいぐい引っ張っていく先輩。
「どっ…どこへいくつもりなんですか?痛いですよっ。」
「生徒会室。説教してやる。」
先輩…目がこわいよ。見下ろすようにあたしをじろっと見て冷たい声で言い放つ言葉。いつもの先輩じゃないみたい。
「もうちょっとその体に教えとかなきゃいけないみてぇだしな。」
ひえぇぇぇ。マジですかっ?
杏ちゃんを想ってる暁先輩の瞳って凄く切なくて、綺麗だなって思ったの。きっと杏ちゃんのこと凄く好きなんだろうなって。」
むっとする龍也先輩を宥めるべく、必死で言葉を探すが、龍也先輩は許してくれない。
乱暴に腕を取り引き寄せると、ギュッとあたしを強く抱きしめる。息苦しさに身を捩ると、ますます腕の中に抱きしめていく。
「いた…いです。離して、龍也先輩…。」
「イヤだね。俺以外の男に見とれるなんて許せない。聖良が俺しか見れないようにずっとこうして抱いている。」
「なっ何を言ってるんですか。ちょっ…龍也先輩?」
「お仕置きだな。」
「はあっ?」
「連行だ。」
そう言ってあたしを肩に担ぎかねない勢いでぐいぐい引っ張っていく先輩。
「どっ…どこへいくつもりなんですか?痛いですよっ。」
「生徒会室。説教してやる。」
先輩…目がこわいよ。見下ろすようにあたしをじろっと見て冷たい声で言い放つ言葉。いつもの先輩じゃないみたい。
「もうちょっとその体に教えとかなきゃいけないみてぇだしな。」
ひえぇぇぇ。マジですかっ?