初恋~俺が幸せにしてみせる~
麻衣子が専門学校の
合格を決めて、無事に
卒業を迎えた

俺はこの日が来ない事を願っていた

もう朝の電車では
会う事は出来ない

メールや電話だけで
繋がる俺たち

麻衣子の合格と卒業を
祝ながら、本心は
とても切なかった

その気持ちを麻衣子に
伝える事はなかった

麻衣子が旅立つ前日

俺は思いっきり
麻衣子を抱いた

いつもより激しく

俺を忘れないように

俺だけの麻衣子で
居てくれるように

何度も愛してると囁いた

麻衣子もその気持ちに
答えてくれていた

いつか美容師になって
俺の髪をカットすると
約束を交わした
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