ジェットストリーム
永倉の言葉を他人が聞いたら、まず間違い無く変だと思うだろう。

しかし、美咲はおだてに弱い。
こう気分良く乗せられては、すっかり相手のペースだ。

「もう!永倉さんったら!!そんなに誉めても何も出ませんよ?」

美咲は軽く永倉の肩を叩くと、嬉しそうに微笑んだ。

もうダメだ…
こうなってしまっては、完全に俺のツッコミは届かない。

俺の願いは虚しく、二人は仲良く腕を組みながら、夜の闇へと消えていった。
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