鬼 鴉【総集編】


「俺らは勝手に動いているダケ、だからな?」


苦痛の表情を浮かべながらも、銃佐ェ門は晴れやかに答える。



「ありがとう……、ございます」



さらに深々と頭を下げ、桃華は涙ぐみ感謝の言葉を述べた。

いたわるように皐月が、桃華の傍に寄り添い、背中に手を宛てる。


皐月もまた成長したのであろう、人らしい反応であった。


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