鬼 鴉【総集編】
「お前が街から山に帰って三ヶ月程か……、その表情は変わらんな?」
「思い出話しをしに、わざわざ訪ねて来たのか?……用件を、言えよ」
編笠を外し、額の汗を腕で拭いながら口を開いた紙洲に対し、闘兵衛は全く興味を示さずに、悪態をつくように来訪の意味を促す。
「立ち話しもなんだな?……付いてこい、俺の家が近くにある。ソコで話しを聞こう」
闘兵衛は、少し不機嫌そうな表情の紙洲に手招きで合図しながら、声を掛けた。