鬼 鴉【総集編】


「大層なご高説、感服いたしますね?優秀な人材は、黄金にも勝るとも言いますから……、優秀な人材なら、ネェ?」


絶世の美女が二人も並んでいるという状況にしては、険悪な空気が漂っている。



「問題は、ありません。我が軍にも非凡な人間はいます。……それだけ、でしょうか?」


ロインはジェノスを冷たい視線で見据え、淡々と口を開く。


どうやら、組織に対する批判と取られたようなので、ジェノスは苦笑いを浮かべ、口を開いた。



「よそ者のアタシが言うのもどうかと思うけど、結果的に、妹サンだけではネェ……?あんたらの立場も、無いんじゃないのかい?」


客の要望に応えるのが、ジェノスの商売ではあるのだが、結果のともなわない無駄な行動は、全く意味を成さない。


その忠告を理解したのだろうか、ロインは静かに微笑み返答する。


「ご配慮、感謝いたします。しかし心配には及びませんよ?鬼人様より、以前から、話しは聞いておりましたので……」



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