鬼 鴉【総集編】
「イイねぇ~。あんた、イイよ。……腕前もさる事ながら、判断もイイ」
銃佐ェ門は馴れ馴れしく闘兵衛の肩に腕を置き、語り掛ける。
「でもよ、考えてみぃ?アンタらは、海を渡りたい。俺らは、仲間が欲しい……。これ程、互いの利害が一致するモノも、ないべ?」
銃佐ェ門の誘惑するような言葉を闘兵衛は聞きながらも、その肩に乗っている腕を軽くあしらい、口を開いていた。
「……たった二人の海賊に、ナニが出来る?」
「食いついたな?」
銃佐ェ門はあしらわれた腕を摩りながら、禁に視線を送る。
まるで自分の役割は終わったとばかりに、顎をしゃくっていた。