鬼 鴉【総集編】
「実力者、とわかれば、納得したはずですよ?それよりも……」
紅拳はブレイドの説明を切り上げるように、表情を引き締め闘華を見詰める。
「先程の、男の話しを聴いてもイイですか?」
「?……えぇ」
紅拳の問い掛けに、闘華は首を傾げ返答した。
この間で、また闘兵衛の事を聴かれるとは、闘華は思ってもいなかったからだ。
「その男は……、拳法家ですか?」
紅拳の謎の質問に対し、闘華は少し迷いながらも口を開く。
「いいえ。確かに無手でしたが……、拳法、というか流派は無いと言っていましたね」
「ほう?」
闘華の言葉に、絶妙の間で紅拳は相槌を入れる。
そういう部分も、一流たる由縁であった。