鬼 鴉【総集編】
「イイんじゃ、ねぇの?俺達にも銭がいるしよ、闘兵衛の欲しいモンも手に入る」
痺れを切らした銃佐ェ門は、たまらず禁に声を掛ける。
「……海賊の浪漫ってのも、お前に合ってんじゃねぇか?」
後は気分次第というモノであり、予定など無いのだから、別に断る理由もなかった。
「……五月蝿い」
禁は銃佐ェ門からの提案をたった一言で一蹴し、ジェノスに視線を送る。
「方法は?」
「フフ……、海賊が真正面から島に上陸しちゃ、マズイだろう?」
禁の質問に、ジェノスは即答し、さらに続けていた。