鬼 鴉【総集編】


「我等と敵対する気配はあったサ……。早いか、遅いかの問題だ」


ロインの質問に対し、差し障りのない答えを鬼人は漏らす。


「新造戦艦が出来たら、イヤでも戦り合うハメになるからな?」


鬼人は椅子に深く座り込み、説明するように答えていた。


これは、ジェノスに関してだけである。


先程の鬼人と紅拳の会話に出て来た闘兵衛という存在を、無視した答えでもあった。

ただ、ロインは闘兵衛の存在を、重要視かつ詮索していない。


そして、鬼人もソレ以上説明するつもりは、なかった。


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