お弁当からはじまる恋物語
胸が痛んだ意味がやっとわかった
離れたくなかったんだ
毎日お弁当のおかずを取られるのを楽しみにしてた
手で摘まみやすいようなおかずを作ってきてた
食べた後の笑顔がたまらなくかっこよくて

……いつの間にか好きになってた

「全くしぃは気がつくのが遅すぎるよ」
「だってぇ…」

はじめての恋だったから


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