奴隷と悪魔
突然、周りがざわめき始めた。
どうしたんだろう?
何かもめごととかあったのかな?
「茉里唖─」
茉里唖はざわめいてる方向しかみていなかった。
私の声は聞こえていないのかな。
なんか茉里唖の様子が変。
「──め」
茉里唖がそうつぶやいた。
め?
一体どうしたんだろう。
「茉里唖?ねぇ、茉里唖、どうしたの?」
茉里唖は私のこの声も聞いていなかった。
茉里唖の視線の向こうには、何があるの?
私は茉里唖の視線の方向に目をむけた。
あれ?歩波くんだ。
歩波くんがどうかしたのかな?