小悪魔な私
「先輩の辛そうな顔を見ている方が、僕…辛いです」



私は岡田君に抱きつき泣きながら




『ごめんなさい。ごめんなさい』




そう繰り返し言っていた。





岡田君は私の肩を持ってゆっくり離した。

「先輩…僕も男です。そんな事したら襲っちゃいますよ」

そう言って笑顔を作った岡田君。



無理させてごめんなさい。



「これ以上ここに居たら襲っちゃいますよ、早く行って下さい」

私は泣きながら頷く。



そして、岡田君に背を向けて教室に向かって走った。


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