小悪魔な私
ご対面
勇気を居間に通してお茶を沸かすお母さんの姿はなんだかウキウキしちゃってるし……


鼻歌まで歌ってるし……




私は勇気の隣に座り


「ごめん!!」


って小声で言った。



どうやらお母さんの久々のヒットみたい。
当たり前だよ?!

だって勇気だもん。
超かっこいいからね。


お母さんはケーキとめったにお目にかかれないお客様用のカップに入った紅茶を出した。


私にはいつものカップだけど……


なに?この差は……


「はい、勇気君」

「あっありがとうございます。」


勇気は軽く頭を下げた。

だんだん状況を把握してきた勇気は和やかにお母さんと話している。

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